「イタリアブックフェア2018」に参加しました!

昨日の4月7日、東京のイタリア文化会館で始まった春の恒例行事「イタリアブックフェア2018 日本語で読むイタリア」に参加してきました!

ブックフェアではイタリアに関する幅広い分野の書籍が700点あまり販売され、なかなか手に入らない映画のDVDや歌のCDも勢揃いしています。そうした常設の販売に加えて、「イタリアの文化に関する本の紹介セミナー」が毎日開催されています(すべて入場無料です)。

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そのトップバッターとして、昨日の午後に『バザーリア講演録 自由こそ治療だ! イタリア精神保健ことはじめ』(フランコ・バザーリア著、大熊一夫/大内紀彦/鈴木鉄忠/梶原徹訳、岩波書店、2017年)の紹介を、訳者の鈴木鉄忠と大内紀彦の二人でさせていただきました。なお書籍販売では、今回本紹介する書籍とあわせて、2016年に同じく岩波書店から刊行させていただいた『精神病院のない社会をめざして バザーリア伝』(ミケーレ・ザネッティ/フランチェスコ・パルメジャーニ著、鈴木鉄忠/大内紀彦訳、岩波書店、2016年)も置かせていただきました。

「聞きに来て下さる方はどれくらいるかな…誰もいなかったらどうしよう…」と大内さんと鈴木で心配していましたが、土曜日の午後過ぎにもかかわらず、予約人数を超える30名あまりの方々が参加してくださいました! 精神科医療関係の方から、高齢者介護や福祉にかかわる方、お仕事でイタリアに関わっている方、今年2月に放送されたNHKのETV特集「長すぎた入院 精神医療・知られざる実態」をみて衝撃を受けた方をはじめ、さまざまな立場や関心をおもちの方々が参加されました。そして本当に熱心に聞いて下さり、たくさんのご質問やコメントをフロアからいただき、予定の1時間を超える活気あふれる時間となりました。

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この度はご参加くださった方々、この場を提供してくださったイタリア文化会館のスタッフのみなさまに深く御礼申し上げます。

以下には、当日に使用したパワーポイントのスライドをPDF形式で掲載いたします↓↓↓

イタリア文化会館 セミナー2018.4.7(土)